こんにちは。長谷川亜由美です。

私が、会社を設立した当時のこと。

とある団体へ所属しませんか?と、勧誘されました。

その方の言い分はこうです。

・会員が数千人いる

・年に数回、会合があるので、知り合いが増える

・賀詞交換会に出れば、仕事もとれる

私が20歳のころだったら

「そんなうまいハナシがあるなら、入ってみよう。仕事紹介してくれるかもしれないし」

と、思ったかもしれません。

「この人とつながっておけば、いいことがあるかもしれない」

と、下心を持ったかもしれません。

でも、いまの私は、仕事とはお互いの信頼関係において発生するものだと思っているし、なにより、名刺を交換しただけで信頼関係が築けるとは思っていません。

だから、参加をお断りしました。

そうしたら

「え? なんで? こんなにたくさんの人と知り合えるチャンスなのに? 仕事ほしくないの?」

みたいなことを言われて、ますますお断りして正解だったなと思います。

もちろん、未知の方と知り合うきっかけをつくることは、ビジネスにおいては必要だと思います。

でも、やみくもに動き回ってもしょうがないと思うんですよね。

それに「この人、仕事になる人かしら?」みたいに、ギラギラした目で相手を見てくるような人を、私は好きじゃないので、同じことはしたくありません。

きっと、その会に所属することで、私もまわりから

「あの人、仕事目当てで入会したのね」

って、見られるような気がします。

だって、勧誘している人が、仕事になるから入りなさいって言うのですからね。

結局、そうやって勧誘して入会した人がたくさんいるからこそ、殺し文句のように使っているはずなんです。

なのに断られたからびっくりしたんでしょうね、そんな反応でした。

年会費の金額で言えば、別にたいしたことはないですし、お義理で入会してもいいかもしれないレベルです。

でも、自分がそこに身を置くことで、周囲からどう見られるか? っていうことを意識するのが、私のやり方です。

大企業じゃないですからね。小さい会社ですから、その点は自由がきくんです。コントロール可能です。

それに、なにかに所属するということは、自分ではハンドリングできないことが増えるということです。

なににも従属しない働き方がしたくて起業したのに、って感じです。

だから私は信用しません。

「仕事につながるから、顔つなぎのためにも入会しておいたほうがいいよ」

と言いながら、勧誘してくる人たちを。

それよりも、存在のあり方だったり、理念に共感して、一緒に行動したいと思えることのほうが大事です。仲間が増えることは、決して悪いことじゃありません。

ただ、ハンターのようなまなざしで、凝視されたくない。それだけのことです。

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